舞台【バサラオ】劇団☆新感線/登場人物と歴史上人物の関係性。中村倫也・生田斗真・西野七瀬出演

生田斗真、中村倫也の共演で、2024年7月7日〜10月17日に上演された『バサラオ』
登場人物が多く、裏切りによりそれぞれの立場が行ったり来たりするため、混乱しがちな今作。
この記事では、登場人物と歴史上の人物の関係性、時代背景などを書いていますので、物語の整理にぜひ♪
※ 一部ネタバレを含みますので、ご注意ください。
※ 筆者の解釈による記事であることをご了承ください。

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舞台『バサラオ』概要

主なキャスト

  • 生田斗真(ヒュウガ役)
  • 中村倫也(カイリ役)
  • 西野七瀬(アキノ役)
  • りょう(サキド役)
  • 古田新太(ゴノミカド役)
  • 粟根まこと(キタタカ役)

ものがたり

美しさを武器に 天下取りをもくろむ男が この世を狂わせる!

「俺は好きなように生きる。この〝顔〟を使って」

幕府と帝が相争う、混乱そして裏切りの時代。
島国「ヒノモト」に生きる男が二人。
幕府の密偵を足抜けし、逃亡していたカイリ(中村倫也)は、〝狂い桜〟の下、麗しき顔で女たちを従えたヒュウガ(生田斗真)が催す〝バサラ〟の宴に出くわす。
そこにやってくる幕府の役人たち。ヒュウガに惹かれ家を出た女たちを連れ戻そうとするが、女たちは嬉々として役人に斬りかかり、散っていく。それを平然と眺めるヒュウガ。
「俺のために死ぬのは最高の至福。それを邪魔する幕府はつぶせばいい」。
その言葉に驚き、惹きつけられたカイリはヒュウガの軍師になることを決意。二人は咲き乱れる〝狂い桜〟の下で手を結ぶ。
一方、鎌倉では執権・キタタカ(粟根まこと)に、女大名・サキド(りょう)がヒュウガの成敗を申し出ていた。 京都守護への道中、サキドはヒュウガを斬ろうとするが、彼の瞳に魅了されて隙を見せてしまう。
そして流刑のゴノミカド(古田新太)の首を取るともちかけられ、京でミカドの首を待つと告げる。
流刑の地・沖の島にゴノミカドを訪ねるヒュウガ。ミカドを手中に収めようとした刹那、ゴノミカドの守護役・戦女のアキノ(西野七瀬)がヒュウガに矢を放つ。だが、ゴノミカドもヒュウガの瞳に魅惑され、再び倒幕の御印となることを決意。京の都に向けて進撃を開始する。
新たに始まるゴノミカドの政。その陰で蠢くそれぞれの思惑、謀りの連鎖。
「バサラの宴は続く。この俺の光がある限り」
眩しい光に飲み込まれ、美の輪廻に堕ちた者の群れ。
たどり着くのは地獄か、それとも極楽か?
〝バサラ〟の宴が今、幕を開ける――。
(引用:”劇団☆新感線「バサラオ」STORY“)


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公演情報

福岡公演
  • 会場:博多座
  • 公演期間:2024年7月7日〜8月2日
東京公演
  • 会場:明治座
  • 公演期間:2024年8月12日〜9月26日
大阪公演
  • 会場:フェスティバルホール
  • 公演期間:2024年10月5日〜10月17日

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登場人物一覧

ヒュウガ(演:生田斗真)

  • 役名:ヒュウガ
  • キャスト:生田斗真
  • 役のモデル:日向 光 –ひゅうが ひかる-
    少年漫画『ジャパッシュ』の主人公。
    『バサラオ』の作家・中島かずきがこの漫画にインスパイアされ、日向光のオマージュとしてヒュウガが誕生。
    「美しさで民衆の心を掴み、この世を支配しようとする」というのは、日向光とヒュウガの共通点。

カイリ(演:中村倫也)

  • 役名:カイリ
  • キャスト:中村倫也
  • 役のモデル:石狩 五郎 –かり ごろう-
    少年漫画『ジャパッシュ』の裏の主人公。
    『バサラオ』の作家・中島かずきがこの漫画にインスパイアされ、石狩五郎のオマージュとしてカイリが誕生。
    『ジャパッシュ』内では、日向光が起こした火事で石狩五郎の祖父が亡くなったり、石狩自身は顔に火傷で生涯消えない傷を負い、日向を恨み復讐を試みている。
    その他、石狩には”マリ”という恋人がいたりと、バサラオに通ずる部分も多い。

過去に生田斗真と中村倫也が共演した、劇団☆新感線の舞台『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』
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アキノ(演:西野七瀬)

  • 役名:アキノ
  • キャスト:西野七瀬
  • 役のモデル:北畠 顕家 -きたばたけ あきいえ-
    鎌倉時代末期から南北朝時代の南朝公卿・武将。
    『バサラオ』内で「腕が立つが、立派な公家の娘。武家へ寝返ることは金輪際ない」とゴノミカドが言い切るのも、史実に基づく。
    バサラオでは陰之矢の面々を操っているが、歴史上・顕家本人が弓の名手であったと言われている。
    また、劇中に出てくる”蘭陵王の面”は、後醍醐天皇の前で顕家が実際に舞ったという逸話より描かれているようで、アキノと北畠顕家の共通点は多い。
    ただ、歴史上、後醍醐天皇と隠岐に配流されたのは千種忠顕(ちくさ ただあき)であり、”ただあき”の”あき”を取って「アキノ」なのか?と感じる部分もある。

サキド(演:りょう)

  • 役名:サキド
  • キャスト:りょう
  • 役のモデル:佐々木 道誉 -ささき うよ-
    鎌倉時代末期から南北朝時代の武将・守護大名。
    歴史上”バサラ者(婆娑羅大名)”と呼ばれている人のひとり。
    『バサラオ』内で”サキド好み”と語られる、己の美を追求する豪華絢爛さは、まさに婆娑羅である。
    執権北条高時(キタタカ)に仕えたのち、後醍醐天皇側に寝返ったり、ゴノミカドが「隠岐の島に流された際に送ってくれたのもサキドだったな」と語る部分は史実に基づいている。

ゴノミカド(演:古田新太)

  • 役名:ゴノミカド
  • キャスト:古田新太
  • 役のモデル:醍醐天皇 -ごだいごてんのう-
    日本の第96代天皇で、南朝初代天皇。
    隠岐の島に流刑後に隠岐を脱出、北条高時を倒したこと、建武の新政で公家と武家に差が出たこと、史実に基づく内容がバサラオ内でもたくさん。

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共演は、向井理さん吉岡里帆さんなど。


キタタカ(演:粟根まこと)

  • 役名:キタタカ
  • キャスト:粟根まこと
  • 役のモデル:時 -ほうじょう たかとき-
    鎌倉時代末期、鎌倉幕府の第14代執権。
    いま人気のアニメ「逃げ上手の若君」の主人公・北条時行の父親。
    後醍醐天皇(ゴノミカド)を隠岐へ配流したこと、脱出してきたゴノミカドに追われたりは史実に基づく。
    粟根さんが演じておられるので、年齢が高そうに見えるが、実際は30代前半で亡くなっている。

クスマ(演:村木よし子)

  • 役名:クスマ
  • キャスト:村木よし子
  • 役のモデル:楠木 正成 –くすのき さしげ-
    鎌倉時代末期から南北朝時代の武将。
    『バサラオ』では、ゴノミカドを指示する時期から描かれているが、歴史上はもともと幕府(北条側)に忠実な”番犬”であったとされている。
    そんな後醍醐天皇と楠木正成を引き合わせたのは文観(ボンカン)だという説が史実上有力である。

ボンカン(演:右近健一)

  • 役名:ボンカン
  • キャスト:右近健一
  • 役のモデル:文観房弘真 -もんかんぼうこうしん-
    鎌倉時代末期から南北朝時代の真言律僧・真言僧・学僧・画僧。
    『バサラオ』で描かれるのと同じく、史実上も後醍醐天皇の真言密教上の師にして仏教政策における最大の腹心であった。
    ボンカンはヒュウガの世が来るのが恐ろしいと言って、ヌイと一緒に旅に出るが、そのあたりも後醍醐天皇の五十七日法要の後、しばらく確実な行方が分からなくなっている史実とも似ている。

ナガスケ(演:河野まさと)

  • 役名:ナガスケ
  • キャスト:河野まさと
  • 役のモデル:長崎高資 –ながさき たかすけ
    鎌倉時代末期から南北朝時代の真言律僧・真言僧・学僧・画僧。円喜の息子。
    南北朝時代を書いた『太平記』に、高資の最期について記載はないが、鎌倉で北条一族とともに最期を迎えたのではと考えられている。

エンキ(演:村木仁)

  • 役名:エンキ
  • キャスト:村木仁
  • 役のモデル:長崎円喜 -ながさき えんき
    鎌倉時代後期から末期にかけての武士。長崎高資(ナガスケ)の父親。
    キタタカの父・北条貞時の時代から北条家に仕えており、貞時亡きあとはその息子キタタカの後見となり、最期まで忠臣を尽くしている。
    史実上も北条高時(キタタカ)とともに鎌倉で最期を迎えており、『バサラオ』の物語上と一致している(史実上は自刃)

ケッコウ(演:逆木圭一郎)

  • 役名:ケッコウ
  • キャスト:逆木圭一郎
  • 役のモデル:
    『バサラオ』では、ヒュウガとカイリが身を寄せている梵能寺の僧侶。

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その他の共演は、広瀬すずさん、比嘉愛未さんなど。

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マストキ(演:礒野慎吾)

  • 役名:マストキ
  • キャスト:磯野慎吾
  • 役のモデル:北条 時益 -ほうじょう ときます
    鎌倉時代末期の武士。鎌倉幕府最後の六波羅探題南方。
    歴史上は、後醍醐天皇側に寝返った足利尊氏に六波羅を攻略され、六波羅探題北方の仲間とともに東国へ落ち延びようとしたが、道中の京都東山で野伏に襲われ討死した。
    『バサラオ』ではキンツナとともにゴノミカド側に捕まり、捕まった先でヒュウガに斬られており、史実とは別の結末を迎えている。

キンツナ(演:吉田メタル)

  • 役名:キンツナ
  • キャスト:吉田メタル
  • 役のモデル:宇都宮公綱 -うつのみや きんつな
    鎌倉時代末期から南北朝時代の武将。
    歴史上は、鎌倉幕府滅亡後も生きているが、『バサラオ』ではマストキ(北条時益)とともにゴノミカド側に捕らえられ、最終的にはヒュウガにあっさり斬られている。

タダノミヤ(演:インディ高橋)

  • 役名:タダノミヤ(シンノミカド)
  • キャスト:インディ高橋
  • 役のモデル:護良親王 -もりよししんのう-
    鎌倉時代末期から建武の新政期の皇族・僧侶・武将・征夷大将軍。
    通称は大塔宮。後醍醐天皇の第三皇子(一宮・第一皇子の説もあり)
    『バサラオ』では、ゴノミカドとの感動(?)の再会を経てともに戦うが、後にゴノミカドの振る舞いに疑問を持ち、対立する立場となる。
    これは歴史上も同じように後醍醐天皇と対立している。

ヌイ(演:山本カナコ)

  • 役名:ヌイ
  • キャスト:山本カナコ
  • 役のモデル:犬王 –いぬおう-?
    南北朝時代から室町時代の近江猿楽 日吉座の大夫。阿弥号は道阿弥。
    佐々木道誉が、その謡(うたい)を「きたなき音曲なれども、かかり面白く」(田舎くさい音楽だが、曲調が趣深い)と評し、「日本一」と誉めた、と世阿弥が証言した、という話が残る。

カコ(演:中谷さとみ)

  • 役名:カコ
  • キャスト:中谷さとみ
  • 役のモデル:阿野廉子 -あの
    鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての女房・後宮・女院。後醍醐天皇の側室。
    『バサラオ』内同様、歴史上も後醍醐天皇よりかなりの寵愛を受けており、隠岐に配流になった際、数多い后妃のなかから、阿野廉子(カコ)のみを連れて行っている。

ゴロウザ(演:川原正嗣)

  • 役名:ゴロウザ
  • キャスト:川原正嗣
  • 役のモデル:
    『バサラオ』では、りょう演じるサキドの従者である。

ギテイ(演:武田浩二)

  • 役名:ギテイ
  • キャスト:武田浩二
  • 役のモデル:新田義貞 -にった よしさだ-
    鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての御家人・武将。
    歴史上、元々は北条高時(幕府)側の立場であり、楠木正成(クスマ)と対立していたが、幕府より高額の軍資金を要求されたことにより関係が悪化し、その後、楠木正成側に付いている。
    『バサラオ』では、クスマとともに戦う時期より描かれている。

コジフサ(演:逆木圭一郎)

  • 役名:コジフサ
  • キャスト:逆木圭一郎
  • 役のモデル:万里小路宣房 -までの のぶふさ
    鎌倉時代中期から南北朝時代にかけての公卿。
    吉田定房、北畠親房とともに、後醍醐天皇の側近「後の三房」の一人。

シダフサ(演:礒野慎吾)

  • 役名:シダフサ
  • キャスト:磯野慎吾
  • 役のモデル:吉田定房 -よしだ さだふさ
    鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての公卿。
    万里小路宣房、北畠親房とともに、後醍醐天皇の側近「後の三房」の一人。

バタフサ(演:吉田メタル)

  • 役名:バタフサ
  • キャスト:吉田メタル
  • 役のモデル:北畠親房 -きたばたけ ちかふさ
    鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての公卿。
    万里小路宣房、吉田定房とともに、後醍醐天皇の側近「後の三房」の一人。



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この記事を書いた人

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